国史跡 飯盛城跡について - 四條畷市HP
飯盛山の山頂に四條畷市と大東市にまたがって存在する中世の山城跡の飯盛城跡(いいもりじょうあと)は、東西約400メートル・南北約700メートルと大きく、西日本有数のものです。
飯盛城内には、多くの曲輪(くるわ)や堀切(ほりきり)・土橋(どばし)といった場所が良好な状態で残っています。
平成29年4月6日に、公益財団法人日本城郭協会により「続日本100名城」のひとつに選定され、令和3年10月11日に国の史跡に指定されています。
詳しくは下記URLより閲覧ください。
https://www.city.shijonawate.lg.jp/site/bunkazai-shiseki/1857.html
続日本100名城(ぞくにほん100めいじょう)は、数ある日本の城のうち財団法人日本城郭協会が2017年に定めた名城の一覧です。財団法人日本城郭協会が2017年に迎える設立50周年の記念事業の一環として、2016年に日本国内の名城と呼ばれる城郭を公募し、2017年4月6日の「城の日」に発表しました。
2006年に発表された「日本100名城」に続くものとして選定を求める声があり、選定は約500城の候補から6人の専門家が行い、前回の「日本100名城」で史実に即して復元されていないとして落選した城も選定されています。
【選定】
・選定基準
「日本100名城」と同じ基準、価値から選定されています。
- 優れた文化財・史跡
- 著名な歴史の舞台
- 時代・地域の代表
『飯盛城跡』の国史跡指定が答申!
大東市と四條畷市は平成28年(2016年)度より共同で「飯盛城跡」の調査を実施し、城郭史上の画期に位置づけられる貴重な遺跡であることが判明され、令和3年(2021年)6月18日に開催された国の文化審議会において「戦国時代の政治・軍事を知るうえで貴重」という事で、「飯盛城跡」を国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申されました。
大東市と四條畷市は平成28年度より共同で「飯盛城跡」の調査を実施してきました。
調査の結果、城郭史上の画期に位置づけられる貴重な遺跡であることが判明しました。
このことから、両市では、「飯盛城跡」をより良好な状態で保存し、また活用することにより未来へ残していくために、令和2年度に国に対して「飯盛城跡」の国史跡指定について意見具申を行いました。
これを受けて、令和3年6月18日に開催された国の文化審議会において「戦国時代の政治・軍事を知るうえで貴重」であるとして「飯盛城跡」を国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申されました。
<市長のコメント>
国の文化審議会で「飯盛城跡」の歴史的な価値が認められ、国の史跡に指定するように答申がなされたことをこの上ない喜びと受け止めております。また、今年は市制施行65 周年にあたります。さらに来年は天下人・三好長慶の生誕500 年にもあたり、そのような年に、居城であった「飯盛城跡」が貴重な城郭遺跡として全国に周知される機会に立ち会えたこと、重ねて喜ばしく思います。これまでの指定に向けた取り組みの中、ご指導・ご協力いただきました文化庁、大阪府、専門委員会、地権者の方々をはじめ、多くの関係者の皆さんに深く感謝を申し上げます。
「飯盛城跡」の国史跡指定はゴールではなく、市民の皆さんに飯盛城跡への理解を深め、素晴らしい歴史遺産を有する郷土に誇りを持っていただけるような取り組みを進めていくスタート地点だと考えております。今後は遺跡が立地する山林環境や周辺地域に配慮した、「飯盛城跡」の適切な保存と観光資源の核としての活用に向け、市民や関係者の皆さんのご理解とご協力を賜りながら、大東市のさらなる発展につながるよう取り組んでまいります。
大東市長 東坂 浩一